福島は3.11を境に、被災の地Fukushimaと呼ばれるようになりました。
震災から10年を経過しましたが、未だに復興は道半ばです。
地震・津波により被災された方、原発事故に伴う避難区域の設定により避難を余儀なくされた方など、未だ多くの方々が県内外で避難生活を続けています。また、原発事故による風評被害のため、農作物や畜産、漁業にも事業の継続を断念された方も多数います。

その結果、郊外エリアの人口減少が更に加速し過疎化が急速に進み、市街地においても空き家や空き店舗が再利用されることは少なく、解体もされずに荒廃していっています。
福島県中通りは、奥羽山脈と阿武隈高地に挟まれ、阿武隈川に沿った盆地に、県北の福島市、県中の郡山市、県南の白河市と都市が発達してきました。新幹線、高速道路、空港等の交通基盤が発達しており、アクセスが良いため仙台や首都圏等との間に大きな人や物の流れが生まれてきました。あぶくま鍾乳洞、三春の滝桜、布引高原のひまわり等自然も豊富で、飯坂温泉、岳温泉等著名な温泉地も数多くあります。

カリアゲ福島中通りは、空き家・空き店舗の再生を通して、福島の復興に取り組み、福島が被災地から希望の地と呼ばれる地域となることを目指していきます。