FILE015 ひばりヶ丘の戸建て

「自分のもとへ戻ってきた時も楽しみ」な実家の賃貸活用

2023.03.17

ご相談に来られたのは、この家を建てたご夫婦の娘さん。現在は関西で暮らすお母様が「いつかは戻ってきたい」と思っていること、ご両親が大切にしながら暮らしていたご実家を売却する気持ちになれなかったことから、数年ほど空き家状態になっていたそうです。娘さんが定期的に管理に訪れていましたが、それも大変。賃貸運用を検討するも、リフォームの見積もりを依頼した業者に「水回りのリフォームだけでも600万円以上」と言われ、悩んでいたそうです。そんな時に、オーナーの費用負担ゼロで空き家活用ができる「カリアゲ」の仕組みを知り、サービスをご利用いただくことになりました。

この家をカリアゲしたのは、DIY型賃貸を提案しているHandiHouse project。1階は元々2部屋だったのをつなげ、パーケットフローリングと小屋裏現しの天井がゆったりとした気持ちにさせるLDKに。個室が5部屋あった2階は、コロナ以降の働き方の変化を受けて部屋数はそのまま、壁の一部にDIYでカスタマイズできる合板壁を取り入れました。キッチンや洗面、浴室、トイレなどの水回りは設備機器を一新し、特にキッチンと洗面はシステム品ではなく、オリジナル造作して個性を添えています。

「仕上がりが本当に素敵だったので、6年後に戻ってくるなんてラッキーです。お願いする前は、いつか売却しようと思っていましたが、そういった気持ちがなくなりました」とオーナー。「カリアゲ」では、カリアゲパートナーが費用を負担してリノベーションを実行。その後6年間はカリアゲパートナーが物件を運用し、契約期間が終了したあとは、サブリースを延長することも、オーナーが自分で運用することも自己使用することも可能です。

「私も自分の好きな空間にいられるのはすごく幸せだから、自分の好きなようにDIYをしながら楽しんで暮らしてほしいです。それが自分に戻ってきた時に味が出ているだろうから、その日も楽しみです」とオーナー。「カリアゲ」は、空室や空き家を解決するだけでなく、オーナーの自己使用の可能性と楽しみを広げる方法としても有効です。

カリアゲ首都圏 HandiHouse project

所在地:埼玉県新座市野寺
種別:住宅
竣工年:1986年
規模:木造2階建
面積:116.39㎡
借主:HandiHouse projectカリアゲ首都圏

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