私たちについて

私たち波止場商店は、2017年に、三浦市三崎にある築100年近い元船具店を「カリアゲ」で再生活用したことをきっかけに結成しました。

この元船具店は、“無目的空間”として運用中。そんな場を彩るのは、代表の三根しんごが営む出版社「アタシ社」が保有する約5000冊の蔵書。現在は１階が蔵書室「本と屯」、2階には「花暮美容院」がオープンし、地元民はもちろんのこと、多くの観光客や学生たちが屯（たむろ）する場を提供しています。

2020年には新たに「カリアゲ」た物件にて、泊まれるコワーキングスペース「Tehaku」（テーハク）を開業。クリエイター限定での募集でしたが、すぐに定員に到達。集まったWEBデザイナーや映画製作者、俳優業などの若者たちが、町に化学反応を起こし始めています。

全国の自治体では、移住特典など様々な努力をしていますが、それは、減りゆく人口を奪い合うようでもあります。私たち波止場商店が目指すのは、そうした移住者争奪戦に勝つことではありません。単に移住者に向けて、「今の町」の良さをアピールするのではなく、未来に向かって、自由で温かく開放的な町を私たち住民自身がつくり続け、その活動を発信することで、自発的に人が集まってくるようにしたい。そうして、「これからの町」の可能性を広げ続けたい。

一人でも多くの方々にこの町の魅力を伝えていくこと。観光情報サイト「gooone」もその想いを形にした一つ。地域メディア・地域総合商社としての役割を努めていきます。