九州で拡大中!カリアゲネットワーク
「カリアゲ大分サミット」開催レポート

2018.12.24

カリアゲJAPANは、「カリアゲ」のしくみを使った空き家活用サービスを全国で展開すべく、建築設計事務所や不動産会社などとパートナーシップを組み、各エリアでカリアゲローカルを展開しています。その輪は2019年1月現在で13拠点まで拡大。2018年11月には「カリアゲ大分」、同年12月には「カリアゲ鹿児島」が誕生し、それを記念して昨年末、大分県別府市にて「カリアゲ大分サミット」を開催しました。

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「カリアゲ大分サミット」の会場となったのは、別府市内の商店街の横道を入ったところにある、老舗の中華料理屋だった建物。かつては本格的な中華料理を提供するお店で、家族で楽しめる中華料理屋として愛されていましたが、空きビルとなっていました。

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建物規模は、3階建てで延床500㎡。この建物は現在、「カリアゲ大分」を担当するリノベヤの手によって、住居・シェアハウス・コミュニティスペースの複合施設に生まれ変わろうとしています。そのリノベーション中の建物1階、スケルトン状態の空間でイベントは行われました。

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今回の「カリアゲ大分サミット」には、カリアゲ熊本カリアゲ福岡カリアゲ大分カリアゲ鹿児島なと九州各地のカリアゲパートナーに加え、カリアゲ台東墨田カリアゲ福井カリアゲ首都圏のカリアゲパートナーが集合。そして、大分県内でシェアオフィスを運営している方や、地域人材育成事業を展開している方、不動産会社、建築関係の方など、30名近くが参加しました。

各地で活動するカリアゲパートナー同士はもちろん、大分県でさまざまな場づくりに取り組んでいる方々が一堂に会し、お互いの活動を紹介し情報交換を行う貴重な機会となりました。異なる視点を持つ人たちが集まることで生まれる発見を共有することも、今回の「カリアゲ大分サミット」の目的でした。

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プレゼンテーションの一番手は、「カリアゲ大分」を担当するリノベヤ。リノベヤは、建築、不動産、デザイン、経営コンサルと異業種が集まって生まれた、空室対策コンサルや空き家の改修事業からスタートした会社です。現在は、一般住宅のリノベーションや店舗やオフィスのデザイン、イベントのプロデュースも手掛けるなど、活動の範囲を広げています。代表の城尚志さんからは、会場となったこの建物の歴史や空き家になった経緯、なぜリノベヤがこの空き物件を再生活用することになったのかが話されました。

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続いて登場したのは、「カリアゲ鹿児島」を担当するGOOD LIFE MAKERの味園将矢さん。GOOD LIFE MAKERは、建築家、デザイナー、不動産屋、そして大工が集まってできたチームで、彼らがカリアゲして再生・運用している鹿児島県出水市の「」についてプレゼンテーション。熊本県との県境にある出水駅は新幹線停車駅でありながら、駅前にはコンビニも無いという場所。そんな街に元気を取り戻そうと、空き物件になっていた戦前からある旅館をリノベーションし、工務店のオフィス兼ショールーム兼チャレンジキッチンとして運営し、さまざまな試みを行っています。

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そして最後にプレゼンテーターを務めたのは、「カリアゲ台東墨田」を担当しているomusubi不動産の殿塚建吾さん。omusubi不動産は千葉県松戸市に拠点を置く、コミュニティ形成を得意とする不動産会社。数々の空き家活用を成功させてきた実績を持っています。 千葉県松戸市は東京が通勤圏内にあるベッドタウンであり、都市的要素は東京に行けば満たされるため、街自体の今後の都市的発展は見込みにくいものがあります。そうした意味では、地方都市よりも厳しい状況かもしれません。そんな地域で数々の空き家活用を実現してきた殿塚さんのお話は、同様の課題を抱える全国の地方都市でも参考になる要素が多くありました。

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殿塚さんは、「空き家は、その情報が世の中に出ていないから活用されない。まずはソノママでもいいから、その空き家の情報を世の中に出してみること」と話します。カリアゲJAPANが昨年、新たにリリースした空き家を現状ソノママで改装OK物件としてサブリースするサービス「ソノママ」は、omusubi不動産の過去の空き家活用の取り組みをモデルにして考案されたものでした。

そしてもうひとつ、殿塚さんが空き家活用に際して大切なことだと話すのは、「オーナーさん、入居者さん、そして管理運営事業者。三者が一体となって取り組んでいくことで空き家は活用されていく」ということ。空き家活用というと、「空き家をどうリノベーションするか」という視点からアプローチされがちですが、「誰が、どう使うのか」ということに主眼を置いた上でそれに必要な手立てを考えていくという手法に、会場の興味が注がれていました。

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最後は、来場者のみなさん、カリアゲパートナーのみなさんと一緒に懇親会。各プレゼンの内容についての質問が交わされたり、それぞれの活動についての意見を交換したりと、和気藹々とした場になりました。 空き家問題への注目が高まる近年、カリアゲJAPANには空き家の維持や活用にお困りの全国のオーナーからご相談が寄せられています。カリアゲJAPANは今後も各地のプレイヤーとタッグを組み、空き家オーナーの困りごとを解決するべく対応エリアを広げていきます。 今回に続き、今後も各地のカリアゲパートナーとともにイベントを行い、より多くの方々に空き家の活かし方や空き家とのより良い付き合い方を考えるきっかけを提供していく予定です。今後のイベント展開にも、ぜひご期待ください。

report_久保暁育(カリアゲJAPAN)photograph_東京神父(一部_カリアゲJAPAN)

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