FILE004 みやがわベーグル

元釣り具倉庫をベーグル屋に

2016.11.18

人口1300人の三浦市宮川町に建つ元釣り具倉庫をベーグル屋に改修した事例です。

きっかけは、人口と税収の減少などに将来への不安を抱いた地域の人から「三浦の空き家を活用して何かできないか?」という相談でした。 そこで我々は「人口減少を急に止めることは出来ないが地域に人を呼び込むことは出来るのではないか?」と考えて、三浦半島の南端にある宮川町の空き家を活用することにしました。

この場所は東京から1時間半、横浜から1時間ほどですが、小さな湾を望む谷あいに位置しており、もともとは地元の人でもあまり頻繁に訪れる場所ではありません。しかし、近くに昔の塩田があったり、鳥のさえずりや波の音が身近に感じられる心地いい場所でもあるので、ここにどうやって人を呼び込もうかと考えた末に、三浦で栽培した小麦を使ったベーグルと三浦野菜を練り込んだクリームチーズを販売するお店にすることにしました。

外部は既存の壁を取り払った後に、ポリカーボネートのクリアの波板を用いて、人通りの少ない道でも店内の様子が伺えるようにデザインしています。 内部は既存になるべく近い素材であるラワンと、昔からよく使われている100角の白タイルをカウンター全体に施し、新しい懐かしさを提案しています。

目指したのは、 緑豊かな周辺環境を内部へと取り込み、外部へ開くと共に、 地域ならではの食材の発信拠点とすること。そして休日のアクティビティとして東京など少し離れたエリアからの流入を増やすことです。 また、地元の人から見ても不利な立地で商店をし、反響を得ることによって、自分達も何かやってみようと思えるような活力を地域に派生させていきたいと考えました。

所在地:三浦市宮川町11-28
種別:店舗
構造規模:木造平屋建
設計:ルーヴィス
施工:ルーヴィス
借主: 株式会社宮川リゾート(カリアゲパートナー)
撮影:中村晃

BEFORE

AFTER

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