藤沢の閑静な住宅街に建つ、築50年近い木造2階建て。仕事の都合で地方に転居したオーナーは、思い入れのある家を不在のあいだ空き家にするのは忍びないと、数年間賃貸に出していました。しかし入居者の退去後が大規模な原状回復工事が必要な状態で、お困りになられてカリアゲJAPANへご相談に来られました。
確かに状態は良いとは言えませんでしたが、船底天井の和室や立派な欄間、天井の高い洋間に、今では珍しい柄タイル貼りの浴室や手洗い、そして玄関のステンドグラスなど、昭和の和洋折衷な佇まいにポテンシャルを感じ、「カリアゲ」の仕組みを使って、リノベーションした上でサブリースすることに。
ステンドグラスと石貼りの壁が特徴的な玄関は、夏の藤沢からの着想でバラガン邸をイメージした鮮やかなピンクに塗装。もともとの柄タイルや白ペンキを塗り重ねた壁紙の模様と相まって、懐かしさとかわいらしさを感じるお家になりました。リビングの大きな掃き出し窓の先には広いデッキを造作。枝葉越しに藤沢の青い空を眺めてのんびり仕事をしたり食事をしたり。そんなシーンが想像できるお家です。
賃貸募集後は、定額制多拠点居住サービスの一拠点として使われることが決まりました。暮らし方が多様化し、郊外の住宅地の家でもさまざまな住まい方ニーズに応えられることを示してくれる事例でもありました。
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